独立して自分の寿司屋の店を作れば年収2000万も夢じゃない?

一生懸命、修業を重ねてきて、「そろそろ、独立も良いかな?」と思い始めた時、まず、先だって考えないといけないのが、開店資金です。
寿司屋の場合、もちろん、職人の腕も大切ですが、その他、お店の立地条件やお店の外装や内装も重要になってきます。そのような事を考えても、やはり資金が大切になってくるのです。
例えば、独立する際にあたって、頭金はどれほど準備できているのか。
また、銀行からお金を借りる場合は、いくらまで融資を受ける事が可能なのかによって、お店の場所や外装、内装にかける事ができる予算が変わってくる事になります。
その為にも独立を考えた場合、資金計画から始めないといけないのです。
また、独立して寿司屋を行うともなれば、職人だけではなく、経営者になってくるのです。まったく、一人で寿司屋を開く事は難しいと思います。その場合、何らかの従業員を雇う事になってくると思います。
寿司屋を開業する際は、開業後の経営も考えて、資金計画を行う事も大切なのです。頭金や銀行からの融資をすべて、開業資金に使ってしまっては、お店が軌道に乗るまでの自分の生活費。そして、従業員の給与を支払う事が難しくなってくるかもしれません。
そのような事も考え、開店準備の資金計画だけではなく、開店後の資金計画も同時に行う事で、開店後も、安心してお店を続ける事ができるようになってくるのです。
あとは、自分の腕を信じて、お寿司を握っていくだけですね。
自分の寿司屋の店を作れば年収2000万も夢じゃない?
お寿司屋というのは技能職ですし、一流ともなれば大金を稼げる仕事でもあります。
私の知り合いでも寿司屋で修行を10年間行い、独立し、4年で今や年収2000万という人もいるぐらいです。
でも、老舗の寿司屋で修行を積んで、お金も貯まり、さあ独立しようとなった時、どうしても留意しないといけない事があります。
それは、よい寿司を握れれば、かならず経営者としても成功するという考えを捨て、雇われ人から経営者になるという自覚を持つ事です。
それには、まず、どうして自分で寿司屋を開業したのか、そのような理念として掲げる必要があります。
「ただ、美味い寿司を食べさせる」だけでは駄目なのです。
経営者として、人を雇い、仕事をさせるには経営理念が要ります。
そうでないとただ、儲ければいいとなり接客でもマイナスになるからです。
例えば新鮮なネタを常に提供するという理念を持てば、
鮮度とコスト、そして、どれだけの量を確保できれば、
顧客を満足させられるか?という具体的なシステムが導き出されます。
それから、独立開業となったその日から、売上が安定するまでは、
常に売れ筋のチェックを行わないといけません。
この店舗では、どのネタが人気でどのネタは敬遠されるのか?
寿司屋には、回転寿司とは違いそうそう毎回違ったお客が入るわけでもないので、
より、在庫の管理は大事になるでしょう。
それから、コストの問題も考慮にいれないといけません。
よく繁盛しているように見える店舗がある日突然閉店する
という現象は、このコストを見落としているからです。
いかにお客が入ってもコスパが悪いなら、思うように
利益を出せず、赤字が膨らみ、繁盛してるのに、
お店が潰れるという皮肉な結果を産み出します。
それを避けるには、材料費と人件費が、
お店の総売上の60%を超えないのが理想とされます。これを超えると繁盛しても儲けが出なくなり意味がありません。
独立して寿司屋を開業するに至っては、腕前はもちろんながら経営者としてのスキルも身につけないといけません。
美味しければ客は来るではといった思考は捨ててください。この思考では、成功は覚束ないでしょう。